「新コアスキル誕生!!」
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■この在校生コラムは【28日】に更新予定です。*
この連載では「等身大」「もがきながら成長している生徒の軌跡が見えること」という彼女の決めた大切な想いを軸に、スタッフや職員は修正を加えず、ありのままの彼女の生の言葉を掲載していきます。
一般的なレールに沿った公教育の学びではなく、日本と世界を舞台に、常に自分自身と向き合いながらあえて大きな挑戦を繰り返している彼ら。
楽しいだけはない、人生と社会の「答えのない問い」に向き合う学生生活。
そんな在校生の一人から毎月リアルタイムで届く想い、成長の軌跡をぜひ毎月ご覧ください。*2024年度は卒業プロジェクトの関係上、不定期での更新となります。
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始めに
こんにちは!在校生ライターのMです!
今回はインフィニティ国際学院が定めるコアスキルについてお伝えします。
新コアスキル
実はインフィニティ国際学院のコアスキルがこの春、新しくなりました。
なぜ新しくなったのか、新コアスキルはどのようなものなのかなどをお伝えしていきます。
また、今回コアスキルについてお伝えするに辺り、副学院長である伊藤研人にインタビューし、新コアスキル設定の意図や込められている思いを聞きました。
コアスキルについて
インフィニティ国際学院では、「10年後の世界を変える人材を育む」という教育理念のために必要なスキルとして「コアスキル」を定めています。
インフィニティ国際学院では、これらのスキルを身につけ、これからの時代を楽しみながら生き抜いていけるよう学習カリキュラムを組んでいます。
昨年までのコアスキルには、“ビジョン構築力、共創・変容力、語学力、コミュニケーション力、情報判断力、創造的思考力、突破力、セルフマネジメント力”が含まれていました。
それが今年の春からは、
・自己理解力
・世界理解力
・ビジョン構築力
・突破力
・セルフマネジメント力
・コミュニケーション力
・チームワーク力
・自己成長力
となりました。
新コアスキルの意図
インフィニティ国際学院では、コアスキルを定めるうえで
・「10年後の世界を変える人材」を育む上で必要なスキルを伸ばすこと
・コアスキルの各項目をチューターや生徒同士で使う”道具”として活用すること
という狙いがあります。
「”道具”として活用すること」について説明します。
これは、特定の言葉をコアスキルとして定めることで、キーワードとして生徒がその言葉を覚え、意識しやすくなるという意味です。
例えば、行動をためらう生徒がいた時に、チューターが「突破力だよ!」と発言するだけで、キーワードにして覚えたその言葉から背景や意図が連想され、「チャレンジしてみよう!」という気持ちになれるわけです。
それがここで言う「道具化」です。
それにより、独自のキーワードが大量の概念を含むことで対話が楽になります。
昨年度末までのコアスキルもそういった意図で作られていましたが、インフィニティ国際学院が開校から5年の時を経て、生徒もチューターも気付きや学びがあり、その経験を基に再編成されました。
[映像] "道具"として活用する / 生徒同士によるコアスキルの対話(中高合同)
各コアスキルの解説
ここからは、それぞれのスキルがどんなものなのか1つずつ解説していきます。
各コアスキルの簡単な説明と、副学院長の伊藤研人からの解説の言葉、それを受けて私が感じたことをお伝えします。
01.自己理解力
『自分の性格や個性、感情、本心を正しく理解する力。』
『自分のやりたいことや幸せを知り、それを目指すための基盤となる力。』
そこから全てが始まる。
全ての土台であり、源である。
世界を変えることができたとしてもその人が幸せじゃないと教育としては失敗してると思う。ー 副学院長解説より
インタビューをしているときに話していた、けんちゃん(副学院長)が発したこの2つのフレーズが印象に残っています。
自己理解が無ければ何も起こらないし、本人に幸せになってほしいと願うなら自分自身を理解する事が必須になるとのことでした。
この自己理解力は後述の世界理解力と対になっていて、ビジョン構築力に繋がっています。
02.世界理解力
『社会システムや歴史、自然の法則、人間心理など、多様な分野に興味を持ち、理解する力。』
『自分を取り巻く世界を理解し、自己の在り方を考えるための力。』
自分の好きだけでやっても「夢」で終わってしまう。
自分の好きを理解し、自分のやりたいを理解した上で世界を理解することが重要。
本当に理解をすれば「自分のために動くのか」「世界のために動くのか」の選択をしなくてよくなる。
ー 副学院長解説より
この言葉が深く私に刺さりました。
双方の理解が浅いと範囲が狭くて重ならなくなってしまうため、必要ないはずの判断が必要になってしまうそうです。
今、進路で悩んでいる私にとっては響く言葉でした。
自己理解も世界理解も足りないことに気付かされました。
03.ビジョン構築力
『”自己理解力”と”世界理解力”を基に、「自分がやりたいこと」と「今の世界に必要な変化」を結びつけ、自己のビジョンを創造する力。』
“自己理解力”と”世界理解力”という材料を、いかに最高な料理に仕上げるかという調理スキルのようなもの。
ー 副学院長解説より
けんちゃん(副学院長)がくれたこの例えで一気にイメージがつきました。
自分の持っているものを「夢」レベルのものを、社会貢献という指標を用いて「志」レベルにすることが重要だと知りました。
04.突破力
『困難に立ち向かい、乗り越える力。』
『「できるか、できないか」ではなく、「どうすればできるか」に焦点を当て、常識に捉われず目標達成に向けて創意工夫する力。』
“総合的目的達成能力”とも言い換えられる。
ー 副学院長解説より
けんちゃん(副学院長)はこう表現していました。
昔の言葉で言うと「勇」に近く、勇気を持って踏み出し突破する力であり、これがあって初めて世界が始まるそうです。
せっかく素晴らしい学びをして、素晴らしい志があってもこの突破力がなければ、志の実現ができません。
「突破力」というキャッチ―なフレーズであるが故に、学院内で多用されてきましたが、改めて重要度を理解しました。
05.セルフマネジメント力
『身の回りの整理や食事、運動、時間管理などを自律的に行い、自分自身で生活を整える力。』
『目標に向かって計画的に自己を管理し、鍛える力。』
これがあればスーパー好循環に入る。
ー 副学院長解説より
インタビュー中にこう言っていたのが面白くて、記憶に残っています。
この”セルフマネジメント力”は志の実現という観点でも、日々の幸せという観点でも必要だそうです。
この力は、ほっといたら普通は全員負けてしまうくらい立ち向かっていくことが難しいものです。
数万年の進化で得たプログラミングである本能に抗う必要があるため、ありとあらゆる援軍を用いてやっと制御できると話していました。
この甘く見てはならない強敵に対しての最初のステップは「どうにかしようとすること」だと聞きました。
私もまず、「どうにかしよう」としてみます。
06.コミュニケーション力
『読む、書く、聞く、話すといった言葉の力を身につけて、人と繋がり、良い関係を構築するための力。』
社会そのものが1つの生物と言ってもいいレベルで依存しあっている。
ー 副学院長解説より
けんちゃん(副学院長)に話を聞いて最も印象に残っている言葉がこれです。
人間にとっての世界は社会であり、社会で効率的に役割分担しないと生きていけないそうです。
その中で生きて世界を変えるために繋がりや関係性が必要になり、言語・ボディーランゲージ・表情などあらゆる手法を駆使しなければならないため、社会で生きる必須スキルとしています。
07.チームワーク力
『互いの個性を尊重し、活かし合う関係を作る力。』
『仲間を信頼し、意見を融合させ、成果を最大化するための力。』
コミュニケーション力と近いもの。
しかし、「チームワーク力上げよう!」と呼びかけても、「チームワークをよくしよう!」とはなりにくい。そのため、コアスキルの1つとして定めている。
ー 副学院長解説より
「道具として使える」という機能を考えた上でこの説明を聞いたときとてもしっくりきました。
人といかに上手くやっていけるかや人間関係の構築が必要としていて、これにはチームワーク・チームビルディング・それぞれの形のリーダーシップが包含されています。
そして、「チームワークを学び、世界に羽ばたいていってほしい。」という願いを言葉の背景に込めるに当たり、コアスキルの1つとして設定していると解釈しました。
08.自己成長力
『自らの成長のために思考し、行動する力。』
『経験を振り返り、改善を次に活かすことで、経験を成長の糧にする力。』
最強の人間は“自分を成長させ続けられる人間”である。
これさえできればコアスキルを挙げるまでもなく成長していける、奥義みたいなもの。ー 副学院長解説より
“自己成長力”があることで、インフィニティ国際学院が提供している体験型の学びに意味を持たせられる。
「もし秀でた能力が最初からなかったとしても、30〜40年経った時に大物になる」なんて話もしていました。
コアスキルを改めて学んで
コアスキルが変わったことを知った当初は正直、
「これが大事なことは分かるし色々考えられたんだろうけど、ちゃんと分かんないな…。」
という具合にぼやけた解釈をもっていました。
しかし今回、けんちゃん(副学院長)にインタビューをし、皆様にお伝えするために自分なりに咀嚼するということを通して、これまで離れた概念だと思っていたコアスキルの1つ1つにそれぞれの関係性が見えたり、「10年後の世界を変える人材」の育成という教育理念との繋がりが分かったりしました。
それにより、研修のねらいへの理解をより理解し、日々の学びへの意識がアップデートされました。
副学院長 伊藤研人からのメッセージ
コラムを読んくださる方と直接お話することは難しいのですが、これらのコアスキルはインフィニティ生に限らず、全ての方に対して大切なものだと感じています。
これらのスキルを道具やキーワードとして活用し、自己成長のきっかけとしていただければ、そして、人生をよりよい方向に勧める一助となれば、とても嬉しく思います。
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
いつもとは少し違った形のコラム、いかがでしたでしょうか?
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どうかこの活動が私と読んでくださる方にとって何かのきっかけになり、
いつか「意味があった」と笑って振り返ることができる、確かな道になりますように。
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インフィニティ国際学院 高等部 在校生ライターM
インフィニティ国際学院 2022年4月入学 4期生