このコラムではインフィニティ国際学院や教育にまつわるさまざまな情報を、より詳しく掘り下げながらお届けします。
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このコラムでは、インフィニティ国際学院や教育にまつわるさまざまな情報を、より詳しく掘り下げながらお届けします。
近年、日本における教育の多様化が進んでおり、オルタナティブスクールやフリースクールが注目を集めています。
これらの学校は、従来の教育システムとは異なるアプローチを取り、生徒一人ひとりのニーズに合わせた教育を提供しています。
本記事では、オルタナティブスクールとフリースクールの違いについて詳しく解説し、文部科学省のフリースクールに対する方針や支援の具体例を紹介します。
1. 不登校の現状
2022年度の調査によると、全国の小中学校の不登校の児童生徒数は約30万人に達しました。
この数字は過去最高であり、前年から22.1%増加しています。中学校では1クラスで2人が不登校という計算です。
そもそも不登校とは、病気以外の理由で30日以上連続して学校に通わない児童生徒を指します。
主な原因には、学校や家庭環境、友人関係の問題、学業のストレスなどが含まれますが、近年では学校の枠組みにはまらず、子ども自身が自らの意思で学校に通わない選択をする「積極的不登校」も増えています。
また、インターナショナルスクールなどの学校に在籍する児童生徒も不登校に含まれます。
2.オルタナティブスクールとは?
オルタナティブスクールは、伝統的な公立学校とは異なる教育理念やカリキュラムを持つ学校です。
これらの学校は、生徒の個性や興味に応じた柔軟な学びの環境を提供することを目指しています。
オルタナティブスクールの特徴には以下のような点が挙げられます。
1.個別指導:小規模クラスでの個別指導が行われ、生徒一人ひとりの学習ペースやニーズに合わせた教育が提供されます。
2.柔軟なカリキュラム:固定された教科書やカリキュラムに縛られず、生徒の興味や関心に基づいた学びが重視されます。
3.自主性の尊重:生徒の自主性や創造性を育む教育が行われ、自ら学ぶ意欲を引き出します。
インフィニティ国際学院もこのオルタナティブスクールの1つです。
これらの学校では、伝統的な教育とは異なる独自の教育理念が採用されており、子どもたちに多様な学びの機会を提供しています。
3.フリースクールとは?
フリースクールは、不登校や学校に通えない子どもたちに対して、学びの場を提供することを目的とした学校です。
フリースクールは、生徒が自らのペースで学べる環境を整え、再び学校に通えるようになるための支援を行います。
フリースクールの特徴には以下のような点が
挙げられます。
1.柔軟な学習環境:生徒が自分のペースで学べるよう、柔軟な学習環境が整えられています。
2.カウンセリングとサポート:専門のカウンセラーやスタッフによるサポートが行われ、生徒の心理的なケアが重視されます。
3.社会的スキルの育成:学業だけでなく、社会的なスキルや自立心を育むためのプログラムが提供されます。
フリースクールでは、学校に通えない子どもたちに対して、学びの機会を提供するとともに、心理的なサポートも行っています。
4. オルタナティブスクールとフリースクールの主な違い
オルタナティブスクールとフリースクールは、共に伝統的な教育システムとは異なるアプローチを取っていますが、目的や教育方法にいくつかの違いがあります。
◼️目的の違い
オルタナティブスクール:主に生徒の個性や興味に応じた学びを提供することを目的としています。
フリースクール:不登校や学校に通えない子どもたちに対して、学びの場を提供し、再び学校に通えるよう支援することを目的としています。
◼️対象となる生徒の違い
オルタナティブスクール:様々な理由で従来の学校に適応できない生徒を対象としています。これには、学業に興味が持てない、生徒の自主性を尊重したいといった理由が含まれます。
フリースクール:主に不登校や学校に通えない生徒を対象としています。
◼️教育方法の違い
オルタナティブスクール:生徒の興味や関心に基づいた柔軟なカリキュラムを提供し、生徒中心の学びを重視します。
フリースクール:生徒が自分のペースで学べる環境を提供し、心理的なサポートやカウンセリングを重視します。
5. 文部科学省の学びの多様化に向けた方針と支援
文部科学省は、不登校児童生徒への支援として新しい学びの選択肢を積極的に推進しています。
特に、「教育機会確保法」に基づき、フリースクール等の役割や支援策が明確化されています。以下に、文部科学省の方針をいくつか紹介します。
教育機会確保法
2016年に施行された「教育機会確保法」により、フリースクール等の新たな学びの選択肢の重要性が認識され、支援策が強化されました。
この法律は、不登校児童生徒が学ぶ場を確保するための基本的な枠組みを提供しています。
学習機会の拡大
文部科学省は、ITなどを活用した学習機会の拡大を推進しています。例えば、自宅にいながらオンラインで学べるプログラムの導入などが行われています
支援の充実
フリースクール等への経済的支援や運営支援が行われており、地方自治体や民間団体と連携して、不登校児童生徒への支援が強化されています。
6.インフィニティ国際学院の紹介
インフィニティ国際学院は、日本にあるオルタナティブスクールの一つで、「世界」を舞台に、生きる力を身につける全寮制オルタナティブスクールです。
個別最適学習や多様なプロジェクトベースの学習を重視しています。生徒の自主性やクリエイティビティを育むことを目的とした、「生きる力」を育むアントレプレナーシップ教育を提供しています。
生徒の興味や才能に応じた教育が行われ、既存の教室や教育方法に縛られない、現場で学ぶことを重視した五感を使った学びの環境を提供しています。創造力や自発的な学習を大切にする生徒に最適な学校です。
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7.まとめ:子どもに最適な学びの選択肢を見つけよう
オルタナティブスクールとフリースクールは、共に従来の教育システムとは異なるアプローチを取っていますが、その目的や教育方法には違いがあります。
オルタナティブスクールは、生徒の個性や興味に応じた学びを提供することを目的とし、フリースクールは、不登校や学校に通えない子どもたちに対して、学びの場を提供し再び学校に通えるよう支援することを目的としています。
文部科学省は、フリースクールへの支援を強化しており、「教育機会確保法」に基づいて様々な施策を講じています。これにより、フリースクールの役割が認識され、不登校児童生徒への支援が充実しています。
今後も、オルタナティブスクールとフリースクールが提供する多様な教育機会が、日本の教育の多様化を進める上で重要な役割を果たすことが期待されます。教育の選択肢が広がることで、全ての子どもたちが自分に合った学びの場を見つけ、成長できる社会の実現を目指しましょう。