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TOPページ > コラム > 【マイプロジェクト報告】「将来は経営者に。アメリカンドッジボールチャリティ」在校生&チューターインタビュー

中等部学習例03 [マイプロジェクト]

在校生&チューターインタビュー
地域貢献アメリカンドッジボールチャリティ

#マイプロジェクト#中等部#在校生#現場で学ぶ

マイプロジェクト × タウンキャンパス = 将来の目標と「やりたい意欲」を形にする

目次
[はじめに] マイプロジェクトとは
️生徒へInterview
チューターへInterview
中等部カリキュラムの一つである「マイプロジェクト」

[はじめに] マイプロジェクトとは

2023年10月中旬、北海道・上川町キャンパスに滞在中の中等部の生徒達は、カリキュラムの一つである「マイプロジェクト」に取り組んでいました。
 

※マイプロジェクトとは・・・?

中等部で注力するコンセプト「4つのwant」を軸に、自分の将来の夢・興味関心などからテーマを決め、一人ひとりが進める個人プロジェクト。
「もっと知りたい」「挑戦したい」と思う気持ちを育て、自己理解と経験に繋げていくカリキュラムです。

 
10代、子どもたちはたくさんの興味・関心の種を持っています。

何かを心からやりたいと思ったら、そこにブレーキをかけないでやること、まずは挑戦すること。
中等部では「興味の種を枯らさない」きっかけ作りを大切にしています。
 
具体的に〇〇がやりたいと取り組む生徒もいれば、過去に学んだことを深める研究に充てる生徒など、手段も表現方法も様々です。
 
チューターとの対話を繰り返しながら、生徒一人ひとりが、自分で決めた目標に向けて「自分だけのマイプロジェクト」に取り組みます。

このコラムの主人公(生徒)の想い

今回この記事で取り上げるのは中等部2年の生徒。

彼がマイプロジェクトのテーマに選んだテーマは、「アメリカンドッジボールイベントを通じて、皆で楽しむと同時に、自分も新しいことに挑戦する」というものでした。

また本人が提案した企画のポイントは「チャリティーイベント」であること。
お預かりした寄付金は、生徒の希望で授業でお世話になっている上川町の大雪高原温泉ヒグマ情報センターへ寄付をするといいます。

一体どのような想いから、このマイプロジェクトが生まれたのか。
イベント終了後、プロジェクト振り返りの時間に本人へインタビューをしました。
 

 
(※ポスターも生徒が自作)

▶︎イベント募集時のNEWS記事はこちら

️生徒へInterview

イベントの概要と背景

ーこのマイプロに取り組んだきっかけはなんですか?

まず、純粋に大人数でアメリカンドッジボールをしたいという想いからスタートしました。

次に、元々何かを自分で挑戦をしてみたい、将来は経営者になりたいという気持ち。
机上の学びは旧態だとこの映像からも影響を受けていて、「経験から学びたい」とインフィニティに入学した経緯があります。

そしてオータムスクールで、在校生と体験入学生とみんなで大雪高原温泉沼めぐりをした時に、登山道整備のために何か役立ちたいと思ったこと。

これらが重なってアメリカンドッジボールイベント(チャリティー)をすることにしました。

企画をふりかえって、反省と改善、嬉しい気持ち

ー大変だったことはありますか?

企画から開催まではそんなに大変ではありませんでした。

ただ当日の流れはもっと計画しておけばよかったです。
当日始まる時に、どのように指揮をとって進めればいいのか分かりませんでした。

イベントの時間設定も反省しています。
大人もイベントの参加対象にしていましたが、大人にとって16:00開始は早すぎました。(仕事中)

実際、大人の方は1人しか来れなかったですし、その方も17:00過ぎからの途中参加でした。
次回は18:00開始の、<ファミリードッジボールイベント>も良いかもしれないです。

進行役・盛り上げも挑戦

ー嬉しかったこと、楽しかったことはなんですか?

楽しかった。これが一番の目的だったからよかったです。
盛り上げ役もやりました。「3、2、1 strat!」の掛け声を工夫したり。

みんなが盛り上がってくれたので、イベントの2時間、目一杯やりました。

また何らかの勝敗をつけて終わりにしたかったので、男女対抗のゲームをしました。
最初、男子が圧勝で、でも女子チームに男子1人いれて工夫したことで盛り上がりました。

でも最後まで勝敗が決まらず、時間も迫っていたので、じゃんけんで勝敗を決めることを提案して決着がつきました。
 
また、15人の参加目標を達成するために、自分でチラシを作って上川市内で配布したことも楽しかったです。

ーマイプロに取り組む前と後でなにか変化がありましたか?

イベント後、お金をもらうことに申し訳なさを感じました。
参加してくれた中学生は一緒に楽しんでいる訳だし、限られたお小遣いの中で寄付をしてくれたと思うので。

大切な寄付金は、登山道整備のため上川副町長に寄付させていただきました。

チューターへInterview

ー生徒とどんな関わりをしていましたか?

生徒自身が自分でやりたいと選択することがベースにありました。
実は、最初からチャリティー型のアメリカンドッジボールだったのではなく、変遷がありました。

最初は「お金を稼ぎたい」を皮切りに、映画上映会をしてお金を稼ごうかな。英語ネイティブである強みを生かして、英語イベントをしようかななど、雑談でめちゃくちゃブレストをしていました。

同時期にマイプロジェクト授業内で「アメリカンドッジボールをしたい」というwantがありました。それならアメリカンドッジボールイベントで人を集めようと内容が決定。

次にお金について。「お金をもらうなら、金額相応の価値あるイベントにする責任は全うする覚悟でやろう」と。

しかし初めてのイベント企画ということで、

実際に訪れた身近な場所へチャリティーにしようかな。
→それなら値段(寄付金)はお気持ち = 参加者が感じた価値の分だけ寄付していただくという形にするのはどうだろう。

このように本人が選択をしていき、アメリカンドッジーボール(チャリティーイベント)をしようとなりました。

基本は任せて困ったことをサポート。心配しない、失敗から学ぶから。

基本は任せる 準備を考える上での壁打ち役のように、一緒に考える姿勢で、サポートをしました。
また「失敗から学べることを考えて、心配しすぎないこと」も大切にしました。

なので、「期限や個人情報管理」「お金の管理」など落とせないものは、しっかり見ましたが、そうでないものは、特に本人が必要性を感じないものは、無理強いしてやらせないようにしました。(うまくいくかを心配して、やるように言い聞かせたい気持ちもありました。)

例えば、当日の流れについて、本人はアドリブで行けるから大丈夫とのことでしたが、いざ始まると、何から始めるかわからない。。。と少しパニックに。準備の大切さも学んだようです。

ーマイプロ中の生徒の様子はどうでしたか?

自分のwantがベースにある。自分が主体的に準備をするので終始、楽しそうな印象でした。

・チラシが完成して嬉しそう
・チラシを配りにいく(掲示を依頼する)たくさんの所がwelcomeしてくれて嬉しそう
・徐々に参加者が集まる様子が嬉しそう
・イベント中も最初は何をしたら良いかわからず焦りもありましたが
・イベントが始めると楽しそう 

皆さんのご協力のおかげで、寄付金も集まり大喜びでした。

企画についての打ち合わせの様子

任せることで、彼ができることの多さに驚かされた

ーマイプロ後、生徒の変化はありましたか?

イベントをやることは自信をつけたように思えます。
自分で人数と寄付金を集めたことは自信になったと思います。1回きりでなくまたやりたいと。

また、何かを提供する側の立場の苦労や気持ちが想像できるようになったのではと思います。
というのも、イベント終了後の彼は、疲れ切って放心状態でした(笑)

イベント参加者の中学生が、イベントに続いてダンス教室を開いてくれたのですが、とても参加できないほどに。
イベント運営側の神経の使いようを体感したんじゃないかなと思います。

ーチューター自身が今回のマイプロで感じた感想を教えてください。

基本的に任せることで、生徒のできることの多さに驚かされました。

例えば、チラシ作成におけるビジュアルセンス、チラシ設置の交渉。
景品のセンス(チュッパチャップスを買っていたのですが、これが中学生には大人気で・・・!)

当日のファシリテーション、盛り上げの仕方。
また、アメリカンドッジボールをするのは初めてだったので、自分自身も楽しませてもらいました。