学習スタイル診断の結果を基に、同一の探究テーマでもそれぞれの得意や興味を意識した学習スタイルを作ることで、深い学びにつながった事例です。
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アイヌ民族探究授業「ウトゥラノ∞イカスイ」
年間を通して行う探求授業の一つに、アイヌを深く知る「ウトゥラノ∞イカスイ」というプログラムがあります。生徒一人ひとりがアイヌについての歴史を学ぶ課程で、探究の手法を学び深めていくことを目的としています。
学習スタイル診断に沿った学びの最適化
探究を目的としたこの授業では、一人ひとりの学習スタイルに合った探究の手法を開発していきます。
例えばある生徒は、診断結果で「最も効果的に学べるのは 手で触り 分解または組み立てができるとき(感触型)」という結果が出ました。ちょうどその生徒はゲームが好きだったので、アイヌ民族のストーリーをゲーム化することで理解が深まるのではないかと考え、プログラミングを学びながらアイヌの探究に取り組みました
また、ある生徒は「最も効果的に学べるのは授業の内容が書かれたものを読むとき (活字型)」という診断結果と、自身がファッションやメイクに関心があるという特性を持っていたことから、アイヌ民族の服装や刺青ついて、図書館で文献を読みながら探究学習することにしました。