学習スタイル診断の結果を基に、生徒一人ひとりの学びやすい環境を作ることで、深い学びにつながった事例です。
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多様な学習環境を提供する北海道ノースビレッジ寮
中等部カリキュラムの午前中を占める教科学習の時間は、自分の好きな学習スタイル、学習環境で学ぶことができます。
活動拠点の一つ、北海道ノースビレッジ寮には、音楽をかけても良いオープンスペースや、独りで黙々と作業ができる個室の通称「もくもく部屋」、チューターのそばで学習ができるスタッフスペースなど、多様な学習環境の中から自分にあった場所を選ぶことができる環境が整っています。
学習スタイル診断をもとにそれぞれの学習環境を整えていく
入学してすぐに行われる学習スタイル診断。診断後、全員でワークショップを行い、お互いの特性を知る時間を作ります。
「あなたの最適な学び/作業/リラックスができる環境」という項目を見ながら、先ずはそれぞれの診断結果に合った環境で学習を始めます。とはいえ、その環境がぴったりな子もいれば、別の環境が合う場合もあるので、いろいろなことを試しながら学習環境を整えていきます。
例えば、診断結果で「音楽がかかっているのが勉強するときや書く作業をするときに役に立ちます。」と出た子は、オープンスペースを使うことが多いようです。「静かにしている人々と一緒にいるのが勉強するときや書く作業をするときに役に立ちます。」という結果が出た子は、チューターが仕事をする側で学習をするとリラックスして集中できるようです。
生徒一人ひとりの学びを深めるために、できる限り最適な環境を用意することも、私たちの目標です。