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2023.05.28

在校生コラム

ライターMの在校生ストーリー #01

#在校生#高等部

目次
在校生ライター 始動!
自己紹介
この連載の経緯
目標・活動の意義
新年度と割れたスマホ
最後に

■この在校生コラムは2023年5月から【毎月28日】に更新予定です。

この連載では「等身大」「もがきながら成長している生徒の軌跡が見えること」という彼女の決めた大切な想いを軸に、スタッフや職員は修正を加えず、ありのままの彼女の生の言葉を掲載していきます。

一般的なレールに沿った公教育の学びではなく、日本と世界を舞台に、常に自分自身と向き合いながらあえて大きな挑戦を繰り返している彼ら。

そんな在校生の一人から毎月リアルタイムで届く想い、成長の軌跡をぜひ毎月ご覧ください。

在校生ライター 始動!

始めに

はじめまして!
インフィニティ国際学院高等部4期生のMです!

この度、インフィニティ国際学院の在校生ライターとして記事を書かせていただくことになりました!
これから毎月28日に記事を更新していきます。
連載を始めるにあたり、今回はまず、自己紹介や活動の経緯、最近の思いをお伝えしていきます。

自己紹介

改めましてインフィニティ国際学院高等部4期生のMです!
現在高校2年生、16歳です。
推しへの愛で溢れるオタクしています。
これまでの私は「ちょっと男子~!」とふざける男子に注意をしているようなタイプでした(笑)
甘い物が好きで、最近はブラウニーにハマっています。

入学後初めての個人プレゼンで披露したフェイスペインティング

地方の公立中学校からインフィニティへ入学を決めた理由。

私は地方の公立中学校からインフィニティ国際学院に入学しました。
私がこの学校に入学した理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は夢の実現のためです。
中学生の時の私は、海外で働いたり、まだ見ぬ景色を見たいという夢を持っていました。
そのために必要な英語力や思考力を養えるここにどうしても入学したかったです。

2つ目は校則がないという点です。
インフィニティ国際学院は、安全を守る上での校則こそ土台として決められているものの、ルールの数が非常に少ないです。
また、生徒の力でルールを変えたり、無くしたり、作ったりすることができます。

私が通っていた小学校と中学校は服装や髪型についての校則が多く、それがなんとなく嫌でした。
私は容姿にコンプレックスを抱えていますが、メイクをして好きな服を着ることでそれが緩和されます。

だから中学生の私は、
「これから出会うはずの大切な何かを見た時の私は美しくありたいのに、なぜそれを禁じられているのか」
「メイクもファッションも自己表現であるのに、それをできないのは納得出来ない」
というような思いを抱いていました。

しかし、ある生徒が「校則を変えたい」と話した時の先生の反応は、
「出来ますよ。いいと思います。となりの中学校では1年位かけて変わったらしいですね。」
といったものでした。

先生自身はとても前向きな様子でしたが、私は1年かけないと変わらないという事実に軽いショックを受けました。

校則に厳しい学校があることを否定したいのではなく、ただ私という人間がそれに従いたくなかったので、居場所を変えるという決断をしました。
この2つが私がこの学校に入った理由です。

入学から一年、変化してきた思いとここにいる意味。

しかし今では受験した頃と思いが変わっています。

私は今、光り輝いて、目が離せなくなるものを見つけるためにここにいます。
そしてそれを実現しながら、内面も外見もキラキラしていたいです。
もっと贅沢を言うなら、その行動が誰かの世界を変えたり、暗闇で動けなくなっている誰かを救えたらと思っています。

また、インフィニティで生活する中で、「この環境を手放したくない…!」と思う瞬間がいくつかありました。

みんなで笑いあっている時間とか何気ない優しさに触れたとき、これを強く感じました。
だから今、私はここにいることを選択しています。

2022年オーストラリア研修

しかし、去年は目標を追いながら、自分で選択した環境にいるはずなのに、どこに向かえばいいか分からなくなって、苦しんだ瞬間がたくさんありました。

そして、きっと今年もその瞬間を何度も経験すると思います。
それでも、大きな決断をして入ったインフィニティ国際学院できっと私は何かを掴むのだと信じて進み続ける他ないと思います。

何かを得るには何かを捨てないといけない。
きっと私は、自分が幸せになる為に、今得ることのできる楽な時間を少し捨て、苦しい時間を過ごしているのだと思います。

そんな私が月に1回、この学校で感じた率直な思いを1つでも多くお届けしていきます。

よろしくお願いいたします。

この連載の経緯

この活動のきっかけは、入試広報マネージャーのゆきちさん(蔵本有紀さん)から
「在校生ライターやってみない?」
とお話を頂いたことでした。

そのお話は文章を書くことに興味を持ち始めていた私にとって、とてつもなく嬉しいものでした。
「これは掴まないとダメなチャンスなのではないか」
と感じ、二つ返事で答えました。

それからしばらく、自分が何を書きたいのか、何を求められていて何を答えられるか、そもそもなぜ文章を書きたかったのかを考えました。
そして、ゆきちさんにミーティングの時間を頂き、アイディア出しをしたりゆきちさんが私にオファーをしてくださった理由を明確にしたりしていきました。
有難いことに、嬉しいお言葉も頂けて、この活動に対するイメージが湧きました。

そんな時間を経て、今の私は確かな思いで画面の前にいます。
そして、もうこの活動を楽しいと思い始めています。
あの時の私の選択は間違っていなかったと思うくらい、パソコンと向き合い、染み出してくる考えを書いている時間が心地いいです。

まだ初回ですが、この活動はいいものになるという予感と大きな期待でワクワクしています。

目標・活動の意義

インフィニティ国際学院としてよりも、私自身として、もがきながら成長している私の軌跡が見えること

せっかく活動の機会を頂けるのであれば、思いを込めた活動をしたいと思っています。

どんな思いを込めながら書きたいかを考えた時、そこには明確に理想があることに気付きました。

最近、私はきっと歩き続けていたはずなのにそれは私が認識できたり満足したりする形で残っていないと感じ始めました。
今までの私は、言ってしまえば大きな挑戦なんて何一つしていなくて、本当の私は始まっていないのかもしれません。

なにかに落ち込んだ時、「人生終わってるわ」なんて言ってしまうけれど、じゃあ私はいつ人生を始めたのでしょうか。
生まれてしばらくの記憶はほとんど残っていないので、生年月日とかそういう話ではない気がしています。

ならば私は私を意識的に始めてみることができるのではないか。
私はこう考えています。

ですのでこの記事はインフィニティ国際学院としてよりも私自身として、もがきながら成長している私の軌跡が見えることを願っております。

きっと私の思いが綴られたこのシリーズは葛藤や気持ちの変化で溢れていると思います。
そして、そんな記事だからこそ読んでくださる方にはインフィニティ国際学院の生徒のモデルケースとして参考にしていただけるかと思います。

2023年4月、今年は先輩の立場で司会進行を務めたDAY1(入学式)

新年度と割れたスマホ

ただでさえ自分にとっての課題が解決せずにいる私に追い打ちをかけてきた

一般的に見たら、最近の私は負のループと言わんばかりの思考を巡らせながら、落ちていっているように見えると思います。

自分の中の課題が解決せず、溜まっていくだけ。
何かに集中しないといけないけど、溜まった思考が邪魔をして集中できない。
そんな自分に嫌悪感を抱く。
一言で言えば
「どこか上の空だけど考え続けている」
そんな状態だったのでしょう。

5月16日のことです。
スマホを落として画面を割ってしまいました。

ただでさえ人生に絶望しているのに、割れたスマホを修理に出さないといけない
修理代はいくらなのか
どこで修理できるのか
店までの交通費と修理代はどうやって確保するのか
疲労感がぬぐえない最近の私にこれ以上なにをしろというのだ
もしもこれが就職して最初の5月なら修理代6万を早急に出せたのか
いや無理だ
スマホの修理代を出せないくらいには、1人で生きていけない

多くの思考が一気に私の頭を巡りました。

表向きは
「つら~い」
と言いながら、対処法を考える冷静な私もいる。
どちらが本当の私なのか。
本当の私はここにいないのではないか。

そんな考えが浮かびました。

スマホが割れたことによるショックが負のループやどことない絶望にとどめを刺しそこに存在している気がしなくなったのか、
割れる前からどことなく私は上の空でただそれを認識していなかったのか。

今の私には分からないけど、ただでさえ自分にとっての課題が解決せずにいる私に追い打ちをかけてきたのです。
このタイミングで起こったこの出来事は何かを暗示しているのではないかとまで思い始めたと同時に、もっとしっかり自分の足で立たないといけないと痛感しました。

今は苦しいけど、いつかこの出来事すらも、そしてもちろん解決していない課題も学びや気付きだったと言える日が来ることを待ち望んでいます。

2023年5月、進行中の地域連携・森創りプロジェクト

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
拙い文章ですが、今後とも温かく見守っていただけていれば幸いです。

どうかこの活動が私と読んでくださる方にとって何かのきっかけになり、
いつか「意味があった」と笑って振り返ることができる、確かな道になりますように。

PROFILE

インフィニティ国際学院 高等部 在校生ライターM

インフィニティ国際学院 2022年4月入学 4期生