7人の学校と、800人の学校。
真逆の環境を行き来する中学生が見つけた答えは——
“学びの深さは、心の持ち方で決まる”。
- 目次
■この在校生コラムは【28日】に更新予定です。
彼女が感じた学校での成長や挑戦、そしてユニークな体験をリアルに伝えます。
北海道や奄美大島を学びの舞台にした活動、興味や関心、そして日々の学びをどのように実践しているのか。
チトセ自身の言葉を借りれば、「中等部にも、高等部に負けない学び、成長、そしてドラマがある!」
インフィニティならではの学びのスタイルや、チトセの目線で描く中等部の日常をお楽しみください。
はじめに
こんにちは!中等部三年のちとせです。
二学期が始まり中等部、高等部ともに上川のキャンパスに集合しました。
すでにビジネスプロジェクト、テーマプロジェクトそれぞれ始まり、忙しい日々を過ごしています!
さて、私は八月の終わりから約1ヶ月地元の公立学校に通い、九月の半ばには修学旅行にも参戦してきました。
ということで今回は、インフィニティに通いながら公立の学校にも顔を出しているちとせが、「生徒目線で両校の「違い」を比較しようと思います!
人数から何までも正反対の環境で生活するインフィニティ生からしか見えない世界を、少し覗いてみてください。
基本情報
まず、私の行っている二つの中学校について少し情報を紹介します。
比較項目 | インフィニティ国際学院 | 某地元中学 |
---|---|---|
学校形態 | 全寮制 | 通学制 |
規模 | 中等部7人* | 全校生徒800名ほど |
服装 | 私服 | 標準服 |
食事 | 寮食あり | 給食あり |
学びのスタイル | プロジェクト型学習 | 教科学習 |
伴走・指導 | チューター | 先生 |
※中等部生徒数は2025年9月現在
このように、ほとんど正反対の環境です。
そんな中で私はこの夏休みは約1ヶ月を過ごしていました。
長期休業中しか行かないことは授業のつながりが切れてしまったり行事に参加できないつまらなさはありますが、その中でも私は友達とわちゃわちゃしながら楽しく過ごしています。笑
公立中のいいところと、インフィニティのいいところを比較してみます!
公立のいいところ
私が在籍する地元の中学校は、大人数の利点である集団生活の学びが充実しています。
公立の大きな特徴は「いろんな人がいる」こと。
ある程度の人数がいるからこそ成される多様性はインフィニティでは見られないものです。
多様な意見を聞いて視点を広げることはインフィニティよりも簡単だと思います。
いろんな人が集まっていることは難しいことも多い反面、その難しさも経験にすることができます。
例えば、委員会でクラスの話し合いを進行するとき。
全員を積極的に話し合いに参加させることは簡単ではありません。
そんなとき、班長との協力や全体への目の配り、たくさん工夫できる点があります。
クラスに積極性があればあるだけ、リーダーシップの成長になるのではないでしょうか。
そのように、学校という大きな場だからこそ作り出せる、多くの人が一箇所に集る学びが多くあると思います。
公共の場での礼儀を身につけること、広く人間関係を作っていくこと、文化でもある全校行事をみんなでやってみること。
これらは大規模校だからこそ、いわゆる社会の「普通」を活かして学びや新鮮な体験を作ることができるんだと思います。
また、私がインフィニティに来て役に立ったなと思う経験は、掃除の力と配膳力です。笑
箒が使えること、ご飯をよそえることはどこに行っても役に立つと思います。
どちらとも、いざ寮生活で学校よりももっとフリーな環境で実践して、小学生の頃から鍛えられていたんだなという感覚がしました。笑
インフィニティのいいところ
対してインフィニティは、少人数の利点を活かし、深い時間での個人のスキルアップに強いと思います。
学校と違い、インフィニティでは生徒全員がほぼ家族同然の存在になります。
同じ場所に住んで、同じ時間を共有して、時には喧嘩して…と繰り返していると、必然的に濃い、深い関係ができていきます。
そして、そのように周りの人への理解を深めること、また家を離れて生活することから自分への理解も深まっていきます。
何よりも個性あふれるヘンな学生が集まっていますから、面白いです。
また、まだ新しい学校や寮ということもあり、私たちは生徒、大人含めみんなで日々の生活を今、つくっています。
大きな特徴としてあるのが、「生活ミーティング」です。
これは、生徒内で生活の問題を出し合い、解決に向けて話し合いをする場です。
例えば、皿洗い当番をどう回そうか、土日は?負担が偏ってしまっていないか?とルールを作ってみては検証し、また話し合い、皿洗いに関してだけで何週間もかけてシステム作りをしました。
みんなで新しくルールを作ったりシステムを考えて、自分たちの理想の生活に近づけていきます。
特に生活に関しては寮生であるからこその特徴ですし、校則である程度過ごし方が決まっている普通の学校ではすることのない話し合いや思考があります。
そのように変化や問題解決が日常的に行われる場であることも、大きな特徴でありインフィニティのいいところだと思います。
共通点
さて、こんな全然違う環境で生活していると、違いはもちろんのこと、共通点も見つかります。
私がこの一年で感じた「どこにいても必要な力」を2つ紹介します。
それは、「計画力」と「物の管理能力」です。
教材の管理、勉強の計画力、修学旅行の計画、忘れ物など、またプロジェクトの計画、帰るまでの荷物をまとめる計画、生活用品の管理。
インフィニティにいても、地元の学校にいても、さまざまなシーンで2つの力が必要だと深く感じました。
ちなみに私は計画も、ものの管理も大の苦手領域なので絶賛頑張り中です。笑
この経験から、やはり幅広く、そして「本物の情報」を得ることが大切だなと思いました。
まとめ
このように、違うタイプの学校にはそれぞれ長所と短所があります。
反対の環境ではあるけれど、どちらにも「学び」がある。
それを実感しながら学校生活をしていると「学びは自分次第」だと改めて感じます。
どれだけ意欲的になにかを吸収しようとするかが、学校生活の全てを動かしていくからです。
どこにいたとしても、学びの質を変えるのはいつでも自分自身。だ
そのことに改めて気づくことができました。
次回へ
最後まで読んでくださりありがとうございます!
インフィニティ生ならではの視点の学校分析から、なにか考えるきっかけが生まれたら嬉しいです。
私たちはこれから本格的にプロジェクトの活動をしていきます。
また、最新の生徒の活動をインスタグラムにてたくさん発信しているので、ぜひチェックしてみてください!
それでは、次回もお楽しみに!
📸二学期の様子





PROFILE

インフィニティ国際学院 中等部 チトセ
インフィニティ国際学院中等部 | 2024年9月入学
“ 楽しいことも苦しいことも思考に繋げば面白い。”
インフィニティ国際学院 在校生⚡️
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