今回は6月17から19日にあった札幌研修(旅?)についてです。
この研修はなんと、初等部の三、四年生と合同研修!という今までにないスタイルでした。
中等部は無事、初等部の子たちと仲良くなれるのか…!?
ぜひ最後まで読んでください。
- 目次
■この在校生コラムは【28日】に更新予定です。
彼女が感じた学校での成長や挑戦、そしてユニークな体験をリアルに伝えます。
北海道や奄美大島を学びの舞台にした活動、興味や関心、そして日々の学びをどのように実践しているのか。
チトセ自身の言葉を借りれば、「中等部にも、高等部に負けない学び、成長、そしてドラマがある!」
インフィニティならではの学びのスタイルや、チトセの目線で描く中等部の日常をお楽しみください。
はじめに
こんにちは!インフィニティ国際学院中等部三年生のチトセです!
六月は高等部がニュージーランドへ旅立ち上川町のキャンパスは今年度初めて中等部のみになり、なんとなく広く感じられました。
さて、今回は6月17から19日にあった札幌研修(旅?)についてです。
この研修はなんと、初等部の三、四年生と合同研修!という今までにないスタイルでした。
中等部は無事、初等部の子たちと仲良くなれるのか…!?
ぜひ最後まで読んでください。

札幌旅|インフィニティ初等部
6月17・18・19日の三日間で札幌研修がありました。
なぜこんなにも突発的に札幌へ長旅をしたのかというと、インフィニティ初等部の三、四年生と合同で授業を行うためです。
今回の研修は、初等部が札幌に来るタイミングに合わせて私たちも札幌に行くという交流の機会でした。
とは言っても三日間に移動の時間も含まれるため実際初等部の子と関われたのはほぼ丸一日(とご飯の時間)だけだったのですが、その中でもお互いにコミュニケーションを取って仲良くなっていくことができたことが感激でした!笑
📌スケジュール
17日:移動&オリエンテーション
18日:ウポポイ→支笏湖
19日:解散
※授業としてはほとんどが二日目に凝縮されていました。
補足:事前ミーティング
札幌に行く少し前の話に戻りますが、私たち中等部と初等部は一度オンラインでミーティングを行ないました。
児童だけで30人越え(+先生)の画面の向こうにいる小学三、四年生。
中等部は普段そんな数の人と関わることがないので、みんなメチャクチャに緊張していました。笑
今回は英語で、研修の内容であるアイヌについて中等部から簡単な部分の説明を行った後、初等部から中等部は参加しないが初等部の研修内容の一部であるSDGsやウェルビーイングについての発表をしてもらいました。
彼らがペラペラと英語で話す姿に、中等部一同唖然。
終わった後には「想像してたのと違うぞ…」という声が多数。
英語の勉強へのやる気が煽られた瞬間でした。笑
ヤバい、と唖然とするとともに札幌へのドキドキや緊張感が高まりました。
また、中等部として初めて「外部の子ども」と関わり、私は無意識下で見えていなかった自分たちの「中等部しかない」という世界の狭さを実感しました。
定期的に新しい関わりを作っていくことは、自分の世界を狭めないために大きく役立つと思います。
今回のこの機会を起点に、もっともっといろいろな人と関わり世界を広めることができるように学校としてもなっていくといいなと思うし、何より個人の意識として「新しいものに関わっていこう」と思えるといいんじゃないかと思いました。
⋱⋱ インフィニティ国際学院初等部 ⋰⋰
初等部は大阪に校舎を構え、日・英・中のマルチリンガル教育をベースに、都市のリソースを活かした体験学習を展開。
五感を使ったリアルな学びを通して、子どもたちの好奇心、表現力、コミュニケーション力を大切に育てています。
一日目|移動→オリエンテーション
一日目はほとんど移動でした。
旭川と札幌って意外と遠い!というのを在校生一同改めて実感しました。

疲れ切った状態で宿(札幌青少年山の家)に到着した在校生でしたが、部屋が想像を上回る大きさだったことから一気にハイテンションになっていました…。
さて、17:00より初等部と合流してオリエンテーション。
事前にミーティングをしていたとはいえ、オンラインと実物とではやはり何か違うものがあるためお互いにドキドキ。
全員自己紹介したはいいものの、初等部の人数が多すぎて中等部は全員揃って思考停止。
私は人の名前が全然覚えられないため、初等部の自己紹介タイムではため息しかつけませんでしたが、そのあと手を振ってくれる子たちが可愛すぎてあまり深刻にならずすみました。笑
夜ご飯は中等部が散らばってテーブルのグループに入りこみました。
まだこの時点では緊張が多かったようで、なかなか会話は聞こえませんでしたが…笑

二日目|ウポポイ→支笏湖
ついにやってきた二日目!!
この日のスケジュールは、ウポポイでたくさんの体験と支笏湖見学という超豪華コース。
最近アイヌに興味津々なちとせはウポポイで体験するプログラムの多さに大興奮でした。
ウポポイ

ウポポイでは、
・ステージ鑑賞
・博物館
・アイヌスタイル昼ご飯
・ムックリ演奏体験
というなんとも豪華なプログラムを体験しました。
昼ご飯はオハウを筆頭に、アイヌ飯!
塩と油のみでの味付けだったそうなのですが、めちゃくちゃ美味しい!!!と中等部生に大大好評でした。
ステージ
私の印象に残っているのはなんといっても歌と踊りのステージ!!
シアターはステージの奥にチセ(家)の見える構造になっており、入った時点でワクワク。
そして後ろの幕が閉まるのと共に演者の方が出てきた瞬間から圧倒されました。
とにかくかっこいい!!!!
言葉に表せないのですが、私の細胞が音楽に反応していました。笑
初めてちゃんとアイヌの踊りや歌を見ることができて、感覚としてはミュージカルを見ているようでした。
ムックリ

もう一つ印象に残っているのがムックリ演奏体験。
ムックリとは口琴の一種で、アイヌ民族の伝統的な楽器です。
今回はなんだか広い会議室でムックリを教わるという、人数の多い初等部がいないとなかなかできない体験だったなあと思います。笑
ムックリの演奏方法は論理的にはめちゃくちゃ簡単なのですが、、いざ演奏しようとするとめちゃくちゃ難しい。
力加減や口の開き方など本当に微調整が必要でした。
いい感じに音が出た時の感動、半端ないです。
ワークショップですっかりハマった女性陣は宿でずっとムックリの練習をしていました。
支笏湖(しこつこ)

ウポポイを堪能したあとは支笏湖へ!
支笏湖ではビジターセンターで支笏湖について概要や歴史などのビデオ鑑賞と展示の見学をした後、実際の支笏湖を見て透明度にひたすらみんなで感動しました。
少し登ったところにある展望台にも行って、美しい湖をみんなでたくさん眺めました。
ちなみに、支笏湖から流れるこちらも透き通った川が「千歳川(ちとせがわ)」と言います。
同じ名前なことからなんとなく親近感を感じました。笑
この日は一日中移動のバスが初等部中等部一緒だったので、話したり一緒に過ごしたことでなんとなく打ち解けた感じがしました。
三日目|解散!!

三日目は解散DAY。
私たちは朝、初等部が研修に向かうのと同じバスに乗り込んで途中まで送ってもらい、そのまま帰るというプラン。
前二日で仲良くなった初等部の子に朝ごはん一緒に食べようと言ってもらえて、ちとせは朝から最高にハッピーでした。笑
初等部の子たちと過ごした時間は長いようで一瞬で、もう終わりかあと少し寂しくなりました。
その短い時間の中で何人もの子と話したり仲良くできてとても嬉しかったです。
初等部とはバスでお別れで、いろんな子がバスを降りる前にハイタッチしてくれました。
振り返り|交流と英語とアイヌ
今回の札幌のプログラムは「プログラムとしての目的が一つではない」時間だったと思います。
初等部と交流すること、アイヌについて学ぶことの二つが大きな今回の旅の目的でした。
いろいろな情報がごっちゃになっている中で、いかにその瞬間で自分が学ぶものを選び取るかの力が必要になる。
それは意識できれば意外と簡単なものだと思います。
このような場合、すべての瞬間に最優先になる学び要素(目的)があったので、その選択肢の中から選び取ればいいのです。
今回私は、ウポポイの博物館見学時やムックリ体験時は「アイヌについての学び」にフォーカスし、「初等部との交流」は別の時間で補えるように意識しました。
その時々の集中具合というか、真っ直ぐ一つに向かう力はその一要素から最大限に学びを得るための道になるのではないでしょうか。
今回の私の場合、アイヌについて単純に知識を多く得られるというのはもちろんあります。
それに加えて初等部の子と中途半端にならずちゃんと関わることができます。また例えばウポポイの博物館で中途半端に初等部の子と絡んでいることで周りが見えなくなり、周りへの迷惑になることも防ぐことにもなります。
そして、集中する点を絞ることで周りに目がいくようになると、より多くの子と関われたなと思います。
みんなの話に集中しようと思っていると、話したそうな子がよく目につくようになります。
その子の言葉をちゃんと聞いてあげたり、まずその行動を発見することが集中する点を絞ることでできるようになりました。
近くにいる子みんなの話を聞こうと意識していると、思ったよりみんな話したそうで可愛かったです。笑
次回へ
最後まで読んでくださりありがとうございます。
今回のように中等部のスケジュールには弾丸のものがよくあります。笑
プロジェクトのスケジュールを組むのが大変になることもありますが、それをうまく交わしながら計画的かつ柔軟に動く力が中等部ではものすごく大切になるなと改めて感じました。
次回は七月1ヶ月を使って高等部と合同で行うプロジェクトについて書くつもりです。
では、次回もお楽しみに!
📸 | 今回のレジェンドフォト

PROFILE

インフィニティ国際学院 中等部 チトセ
インフィニティ国際学院中等部 | 2024年9月入学
“ 楽しいことも苦しいことも思考に繋げば面白い。”
インフィニティ国際学院 在校生⚡️
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