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TOPページ > コラム > インフィニティ通信 2024年11月号|北の大地とインドの混沌で掴んだ「学び」の新境地🕌

北の大地とインドの混沌で掴む、新しい学びの境地|インフィニティ通信 2024年11月号

#中等部#在校生#現場で学ぶ#高等部

目次
『インフィニティ通信』今月の見どころは?
【今月の中等部】
北海道で「探究する力」を鍛え上げる冬の冒険
👀探究ピックアップ
"好き"を活かせる教科学習ってなに?
【今月の高等部】
「人生観が揺さぶられた」インド研修 ~混沌の中で見つけた本当の幸せとは~
📍首都デリー:混沌と秩序が共存する街での学び
📍 アグラ:タージマハルで愛と文化の謎に迫る!
📍バラナシ:ガンジス川で「生と死」に向き合う
📍コルカタ:植民地時代の遺産を考察する
🔎 生徒の探究EYE:
学びのピックアップ
【今後のおすすめのイベント】
【最後に】

こんにちは!インフィニティ国際学院です😊

この『インフィニティ通信』は、生徒たちの”今”と成長を毎月お届けする特別コラムです!

毎日、子どもたちは新しい発見や学びに満ち溢れています。その全てを皆さんにお伝えしたいところですが・・・その中からほんの一部をピックアップしてご紹介します。

『インフィニティ通信』今月の見どころは?

今月は、北海道のど真ん中・上川町を舞台に、「探究する力」を磨いた中等部と、世界の多様性と混沌の縮図ともいえる🇮🇳インド挑戦と発見を重ねた高等部の生徒たちをご紹介します。

最初にお伝えすると、今月号はちょっと長いです(笑)

それだけそれぞれの現場で得た学びや気づきは、単なる知識ではなく、「未来を生き抜く力」として彼らの中に根を下ろしました。

この特別な経験の数々を、お茶🍵でもお手元にご用意いただきながらリラックスしてぜひ一緒に覗いてみてください!

***
小さいサムネイル画像はクリックすると拡大されます📷👈

【今月の中等部】
北海道で「探究する力」を鍛え上げる冬の冒険

雪積もる!キャンパスの前で鹿も散歩中🦌

🗻 中等部:今月の出来事まとめ

北海道キャンパスでは冬景色が広がる中、中等部の生徒たちは2学期後半戦をスタートさせました。

今月のカリキュラムでは、心と体をバランスよく育む活動が豊富に盛り込まれています。

教科学習だけではなく、運動、ニュース対話、感情理解プログラムなど、多彩な学びを通じて、探究する力とともにコミュニケーション能力やリーダーシップを育んでいます。

🏀 運動:体を動かすことで学ぶ健康の重要性

突然ですが皆さん。寒くなっても運動していますか?

中等部では今学期、毎週火曜日の「運動の日」を設け、体を動かす楽しさと健康の重要性を学ぶ時間を設けています。

上川町の健康運動指導士・塚田さんによる講義では、「運動がストレス解消や集中力の向上にどれほど効果的か」を知り、生徒たちからは驚きと感嘆の声が上がりました。

講義後には器具を使ったトレーニングを実施し、「筋肉の構造を実際に感じ取る」という実践的な学びを体験。
「自分の体ってこんなにすごいんだ!」という気づきが、運動への意欲をさらに高めています。

その後のバスケットボールやサッカーでは、勝敗にこだわらず「仲間と協力する楽しさ」を感じながら、全員が心身ともにリフレッシュする姿が印象的でした。

🌐 ニュース対話:社会を知る、視野を広げる

「自分たちが住む世界をもっと深く知ろう」をテーマに、ニュース対話の授業を実施しました。

今回は、衆議院議員選挙の政策比較に挑戦。

各党の子育て支援や教育政策を比較する中で、「なんで待機児童は減らないの?」「出産費用ってこんなに高いの?」といった、身近な社会問題に鋭い疑問が投げかけられました。

ニュース対話では、生徒同士が意見や疑問を共有し合い、学び合いの場が自然に生まれています。

さらに、政策に関連するキーワードを抜き出して作成したワードクラウドでは、「みんなそれぞれに注目する言葉が違う」という気づきが。「自分と他者の視点の違い」を尊重し合う大切さを学ぶ、実り多い時間となりました。

🧠 SEE Learning:感情をコントロールする力を育む

中等部では、寮生活や探究型学びをスムーズに進めるだけでなく、「自分らしく生きながら他者とも調和する力」を育むため、感情理解の教育プログラム SEE Learningを導入しています。

生徒たちは、「怒り」「悲しみ」「喜び」などの感情を細分化し、それが生まれる背景や潜在的なニーズを探る活動に取り組みました。

これは実は、インフィニティだけではなく、皆さんご家庭でも取り入れることができます。

例えば、お子さんが学校から帰ると「もうやりたくない!」と宿題を投げ出してしまうこと、ありませんか?親としては「どうしてこんな簡単なこともできないの?」とイライラしてしまう場面もあるかもしれません。

でも、少し立ち止まって、お子さんの気持ちに目を向けてみてください。たとえば、「どうして嫌なの?」と聞いてみると、「わからないから不安」「覚えることがありすぎてめんどくさい」といった本音が返ってくることがあります。

そこに寄り添い、「じゃあ、一緒に一つずつやってみようか」「ここまでやったら休憩しよう」と声をかけるだけで、子どもは安心し、少しずつ取り組み始めます。感情に気づき、それを共有するだけで、子どもの態度が驚くほど変わることもあるのです。

この小さなステップこそ、親子で新しい一歩を踏み出す鍵になるかもしれません。

 

中等部の生徒たちも、このように気持ちを紐解くテクニックを知ることで、感情を理解することが益々上手になっています。

例えば、ある生徒は、

「自分はよく喧嘩をしてしまうけど、後で振り返ると、その時言っていたことは事実ではなく、ただ自分の感情や判断だったことに気づいた。これからは、事実をもとに話すようにしたい。」

と話していました。

寮生活では、意見の違いや摩擦が生まれることもありますが、感情を整理し、互いのニーズに目を向けることで解決への道を見つける力が育まれます。

このような学びが、リーダーシップを発揮するための基礎となっているのです。

低学年のお子様には「子どもニーズカード」が便利
そのモヤモヤは、どんなニーズからきているんだと思う?

👀探究ピックアップ
"好き"を活かせる教科学習ってなに?

中等部では、学びの「自由」と「探究」を全力でサポートしています。
決まった時間にチャイムが鳴って学びが強制的に終わり、教科書通りに進むだけの学びでは、子どもたちの情熱や好奇心を抑え込んでしまうかもしれません。

そこで、インフィニティでは、生徒が自分の興味や情熱を思う存分追い求められる環境を作り上げています。

チューターがしっかりと見守りながら、生徒たちは自分のペースで学びを深め、限界を超えていきます。

📚 ワールドタイム:
教科学習を自由に選択

毎日、午前中の「ワールドタイム」は、生徒たちが自分の学びを自由にデザインする特別な時間です。好きなことを突き詰め、自分のペースで学ぶ体験は、自らの人生を切り拓く感覚を味わえる貴重なチャンスとなっています。
 
「うちの子にはそんな自由な時間、きっと無理」と感じた保護者様、ちょっと待ってください!その思い込みが、お子様の「出来る力」を眠らせているかもしれません。

インフィニティでは、週の始めに【目標シート】を用意し、生徒たちが「今週の学びの約束」を立てます。「人体の仕組みを深掘りしたい」「漢字検定で1級を目指す」など、それぞれの興味を形にし、挑戦の意欲を育みます。

毎週、進捗をチューターと一緒に振り返りながら、次のステップへと進むことで、子どもたちは自信と学びの力をどんどん高めていきます。この自由と責任を伴う学びの時間は、まさに「未来を生き抜く力」を育む基盤となっています。

この日は数学に挑むと決めた生徒🔥

📱中等部のご紹介しきれなかった学びは・・・

文字数の都合上、ご紹介しきれない日々の学びはInstagramのストーリーズ等でもご紹介しています👀✨
ぜひフォローお願いします!

 

【今月の高等部】
「人生観が揺さぶられた」インド研修 ~混沌の中で見つけた本当の幸せとは~

フマーユーン廟 / 世界遺産(デリー)

🇮🇳インド研修の目的:
未来を切り拓く力を育む旅

11月の高等部の生徒たちは、2週間でインドの4都市を巡り、多様性に富む文化や社会に触れました。
後半はネパールに滞在したのですが、ネパール編はまた来月ということで今月はインドでの経験を中心にお伝えします!

***

人口は2024年に世界1位となり、急成長を遂げるIT大国インド。
IMF(International Monetary Fund、国際通貨基金)によると、2025年には日本を抜いてGDP世界第4位と予測されるこの国は、未来を考える上で欠かせない存在です。

今回の研修では、生徒たちが 「世界の広さを知り、自分の未来と日本の行く先を考える」ことを目指します。

🌎今回の🇮🇳インド研修テーマ

1. 多様性と歴史に触れ、視野を広げる

インドにはヒンドゥー教やイスラム教など多様な宗教が根付いています。

この研修では、宗教が人々の価値観や文化をどう形作るのかを体感。さらに、植民地支配から独立を経てIT大国へ成長した歴史背景も学びます。

「文化と歴史が人々の未来をどう導くのか」 を深く感じる機会となります。

2. 日本の未来を見つめ直す

インドを体験することで、生徒たちは次のような日本の課題と向き合います:

・人口減少問題 にインドの急増から学べること
・世界経済での日本の立ち位置や円安の影響
・IT成長が進む中、日本が未来にどう挑むべきか

日本の未来を考えるためには、世界を知ることが必要不可欠です。生徒たちはインドを俯瞰する中で、日本の課題を発見し、自らの役割を考える力を養います。

3. 多文化共生と「生きる力」を学ぶ

多様性と混沌が共存するインドでは、違いを尊重し理解することが重要です。この研修では、現地の人々と交流しながら、他者を受け入れる力を学びます。

また、予測不能な出来事を乗り越える中で「実践力」を培い、これからの時代に必要な「生き抜く力」を養います。

 

インドの光の祭り「ディワリ」

📍首都デリー:混沌と秩序が共存する街での学び

首都デリーでは、雑然とした活気あふれるメインバザーロードや、人々の逞しいエネルギーに触れ、生徒たちの好奇心が掻き立てられました。その中でも、スラム街訪問は特別な体験となりました。

💡 スラム街訪問:幸せの形と強さを学ぶ時間

「スラム街」と聞いて多くの人が抱くイメージ――貧困や不衛生――は、生徒たちにとっても事前の先入観でした。しかし、現地で見たのは、住民同士が今ある現状の中で助け合い、笑顔と活気に満ちたもう一つの姿でした。

商店や食堂が並び、工夫を重ねながら生きる人々の姿に、物質的な豊かさでは測れない価値を見出しました。

🌟新たな視点と気づき

生徒たちは、「物質的に豊かでなくても、心が満たされている」という新しい幸せの形に気づく一方で、「自分たちが当たり前と思っている基準で『幸せ』を決めつけていないか」と問い直す時間も持ちました。

訪問を通じて、「幸せとは何か」「自分たちの基準は本当に普遍的なのか」という根本的な問いを深く考えるきっかけを得た生徒たち。その体験は、違いを理解し、共感する姿勢を育むだけでなく、自らの価値観を見直す学びとなりました。

🧠心に残った学び

この体験で得た気づきは、生徒たちの価値観を大きく広げました。

「一見幸せそうに見えたけれど、彼らの持つ課題感を聞きたくなった。」
「自分が当たり前だと思っていることは、本当に幸せの基準なのかな。」

スラム街での出会いと発見は、生徒たちに「違いを超えて共感し、自分の成長につなげる力」を育む学びの場となりました。「幸せの形は一つではない」という気づきは、これからの生徒たちの未来への行動や選択に新たな視座を与えることでしょう。

生徒たちがこれからどのようにこの学びを未来に活かしていくのか――その成長を見守りたいと思います。

📍 アグラ:タージマハルで愛と文化の謎に迫る!

インドといえば!タージマハル

アグラでは、世界的に有名なタージマハルを訪れました!
ムガル帝国の皇帝が、最愛の妻のために作ったこの壮大な建物。なんと「愛のお墓」なんです!

タージマハルの美しさに感動しつつ、宗教と文化が形作る人々の価値観に思いを馳せる時間となりました。

🎤 インドでまさかの“アイドルに”!?

今回のインド旅で、びっくりしたのは…なんと 生徒たちが現地の人々からまるで芸能人扱いを受けたこと!笑

少し歩くたびに、「写真撮ってー!」「赤ちゃんを抱っこして一緒に撮ってください!」なんてお願いが殺到。

ここタージマハルでも、囲まれてお願いされる場面が多々。「世界遺産を見に来たはずが、こっちが撮られてる…!」という状況に、引率のチューターたちも思わず苦笑い。

生徒たちはこの現象を「日本人アイドル化現象」と名付けて、困惑しつつも、現地の人々との温かい交流を楽しんでいました!

📍バラナシ:ガンジス川で「生と死」に向き合う

ガンジスは女神ガンガーであり、全ての罪を浄化してくれる偉大な川

バラナシは、ヒンドゥー教徒にとって特別な聖地です。

ガンジス川は「聖なる川」として崇められ、そのほとりで火葬されることで輪廻転生から解放され、涅槃へと至ると信じられています。

この地で、生徒たちは火葬場の荘厳な儀式や、沐浴をする人々の姿を目の当たりにしました。

初めて「死」を身近に感じた生徒たちは、言葉を失いながらも、それぞれの心に深い問いを抱きました。

「死を目の前にしたのは初めてで、圧倒された。」
「人はなぜ、これほどまでに宗教を信じるのだろう?」
「生を全うし、死を受け入れるってどういうことだろう?」

実際に目にした光景から湧き上がるこれらの疑問は、教科書や映像では決して得られない「実体験」から生まれたものです。

(📹ガンジス川での生徒達の映像は近日公開予定です)

📍コルカタ:植民地時代の遺産を考察する

最終目的地コルカタでは、イギリス植民地時代の建築物や街並みを歩き、現在のインド社会における「植民地の記憶」を探りました。インド博物館では、展示品の歴史的価値だけでなく、博物館そのものの役割についても議論が行われました。

街の歴史を感じながら、これからの未来をどう紡いでいくのかを考える時間となりました。

 

今回のインド研修は、これまで訪れたどの国とも違う濃密な体験の連続でした。そのため、多くの生徒たちはまだその情報を完全には消化しきれていない様子でしたが――

学びはここで終わりではありません!

この体験がひとつの「点」となり、また新たな体験を通じて「点」が増え、やがてそれが線となり人生の成長や幸せの土台になる。
そう確信できる旅となりました。

🔎 生徒の探究EYE:
学びのピックアップ

🚉 地下鉄も寝台列車も、インドならではの大冒険!

今回のインド研修では、ローカルな地下鉄や寝台列車を使った移動を体験しました!

慣れないスモッグが立ち込める空気や、日本とは全然違う衛生環境の中、体調を崩してしまう生徒もいましたが…
「今日のプログラムを休むのが本当に悔しい。」という声が出るほど、みんな全力で挑み続けました。

学院のオンライン校医からアドバイスを受けつつ、予定を調整しながらチーム全員で最後まで乗り越えたこの研修。生徒たちは、

✅ 体調管理の大切さ
✅ 準備の重要性
✅ 旅慣れを過信しないこと

に気づき、さらに突発的なトラブルに冷静に対応する力を身につける貴重な経験となりました。

今回のインド研修は、生徒たちにとって大きな成長の一歩となりました。

 


 

【今後のおすすめのイベント】

「インフィニティ国際学院 学院説明会」

日程 時間
2025/1/19(日) 19:00-20:30
2025/2/8(土) 19:00-20:30

オンライン説明会では、インフィニティ国際学院の魅力をたっぷりとお伝えします。
参加は公式LINEからご予約ください!

 


 

「UMIKAZE週末探究体験」

日程 内容
1/11(土)〜1/13(月祝) チャレンジ ~今とは違う新しい挑戦をする~

2泊3日、千葉県南房総市で行う宿泊イベント。探究活動を中心に、学院での学びを体験していただけます。

イベント詳細はこちら👇
https://umikaze-infinity.studio.site/

 


 

【最後に】

インフィニティ通信11月号、いかがでしたでしょうか?

次号では、中等部は北海道、高等部はネパールでの様子をお届けします。さらに刺激的な探究の旅をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!