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インフィニティ通信 2024年10月号|奄美大島とカンボジアで学ぶ「本当の幸せ」と新たな成長

#中等部#在校生#現場で学ぶ#高等部

目次
『インフィニティ通信』今月の見どころは?
【今月の中等部】
奄美大島での深い学びと京都での音楽プログラム
👀探究ピックアップ
奄美大島で体験入学を初開催!
👀探究ピックアップ
英語でミュージカルに挑戦!?
【今月の高等部】
カンボジアでの忘れられない記憶たち
👀探究ピックアップ
生徒の心に残る出会い
幸せとは?
今後のおすすめのイベント
最後に

こんにちは!インフィニティ国際学院です😊

この『インフィニティ通信』は、生徒たちの”今”と成長を毎月お届けする特別コラムです!

毎日、子どもたちは新しい発見や学びに満ち溢れています。その全てを皆さんにお伝えしたいところですが・・・その中からほんの一部をピックアップしてご紹介します。

『インフィニティ通信』今月の見どころは?

10月の『インフィニティ通信』では、奄美大島・京都カンボジアを舞台に繰り広げられた生徒たちの冒険と探究の成果をお届けします。

異文化と歴史の深層に触れることで、生徒たちは心の内にどんな変化を迎えたのでしょうか?そのリアルな学びの様子を、ぜひ感じ取ってください!✨

各画像はクリックすると拡大されます📷👈

【今月の中等部】
奄美大島での深い学びと京都での音楽プログラム

世界自然遺産、この景色がキャンパス

10月の中等部は、先月(9月号参照)に引き続き「奄美大島」がメイン、そして最後に特別「京都」でも活動を行いました。

生徒たちは奄美大島で日本の伝統文化や自然を通じて、「生きる力」を身につけると同時に、「新たな自己表現の場」にも挑戦しました。

<おさらい>奄美大島研修の概要🏝️

今年のテーマは「本物の自然を感じ、文化と対話する」です。

1学期は北海道の上川町で学び、2学期は奄美大島の大和村という異なる文化圏で探究学習を進めます。生徒たちは「世界理解力」「コミュニケーション力」「チームワーク力」といったコアスキルを磨いています。

奄美大島では、伝統行事に参加し、地域の人々との交流を通じて文化や風習を体感。さらに、独特な生態系に触れ、海洋生物や奄美の固有種などを観察し、自然保護の重要性を学んでいます。

自炊を通じた生活スキルの向上も重要な要素。予算管理しながらチームで料理を作ることで、共同生活での責任感と協調性も育んでいます。

伝統の大島紬の機織りを体験

👀探究ピックアップ
奄美大島で体験入学を初開催!

こんな景色の中で対話が行われます

今回、中等部としては初めて「奄美大島での体験入学会」が開催されました!

三週間ほど先に現地で学びを深めていた在校生たちにとっても、新たに体験生たちを迎えることは、互いに新しいアイディアや意見を交換できる貴重な経験となりました。

生徒たちは、自然や文化にどっぷりと浸りながら、笑いあり、学びありの充実した日々を過ごしました。

 


◾️1日目:アイスブレイクと自炊チャレンジ

在校生たちが考案したアイスブレイクで体験入学会がスタート!生徒発案で、奄美版のラジオ体操も取り入れ、場を大いに盛り上げました。

次に自炊のための買い出しに出発!奄美キャンパスでは生徒が自分たちで料理をして自炊をするのです🍳🔥

生徒たちはチームワークを発揮しながら真剣に品定め。「これもいる?」「あれも買っとく?」と、まるで家族のように相談しながら必要な食材を揃えました。その頼もしさが光り、互いに協力し合う姿がとても印象的でした!

◾️2日目:海での大冒険と泥染体験

この日はSUP(スタンドアップパドル)や海洋生物やサンゴ鑑賞、海への飛び込みアクティビティを満喫。この数週間ですっかり奄美っ子になってた在校生は体験生たちをリードし、「大丈夫!楽しいよ!」と励ます頼もしい姿が印象的でした。

◾️3日目:島歩きと異文化ワークショップ

この日は大和村での島歩きがありました。村の歴史や産業について学びながら、みんな真剣にメモを取っていました。「これ、学校の授業より楽しい!ずっと歩いていたい!」という、体験生の声も聞かれました(笑)

午後には異文化体験ワークショップ「3つの島」を行いました。仮想の島民として、儀式や踊りを体験し、災害シナリオを通じて「仲間を失う悲しみ」や「新しく来た人をどう受け入れるか」というテーマについて考えました。

生徒たちと体験生が深い感想をシェアし、互いの意見を尊重する姿にチューターも感動しました。

◾️4日目:発表会で大成長!

最終日は、この1ヶ月の奄美大島での学びを総合発表する場として、在校生たちはそれぞれの成果を披露しました🌟

英語が得意な生徒は英語での発表、創作力豊かな生徒はスライドに個性あふれるアイディアを散りばめるなど、みんなが自分らしい表現を自由に追求しました。

生徒たちは堂々とした発表の姿勢や目線、身振りにも気を配り、まるでプロのプレゼンターのようでした。そして発表後には「ここが良かった!」「次回はこうしてみたい!」とフィードバックを送り合う姿も見られ、1学期からの確かな成長が感じられる瞬間となりました。

 

同じ世界を見ても、着眼点や興味、感じ方は十人十色。

その違いをお互いに認め合い、安心して学び合える環境があるからこそ、インフィニティでは生徒が伸び伸びと成長できます。

👀探究ピックアップ
英語でミュージカルに挑戦!?

Heart Global Music Outreach 🎶

 

*他の参加者への配慮から、一部にモザイク処理を施しています。

10月の中等部は「中等部も旅しよう」と、京都へ行ってきました!

今回の目的は、初めて参加するHeart Global Music Outreachです。アメリカを中心とした英語圏の若者たちが、歌やダンス、演劇を通して日本の子どもたちに英語を教えてくれるプログラムで、たった3日間でステージ発表を行うという、まさにハードでエキサイティングな内容です。

このプログラムでは、「英語×音楽」を通じて英語にもっと親しむことができるだけでなく、自信や積極性を育むことが目的です。生徒たちは、プロのアーティストたちに指導を受けながら、短期間で成果を出すために一生懸命取り組みました。

仲間と一緒にショーを作り上げる中で、「チームワークってこういうことなんだ!」という発見もたくさんあったようです。中には、ラップやダンスソロに挑戦した生徒もいて、「人生で一番楽しい!」と笑顔を見せてくれました。

言葉を超えた音楽やダンスの力を感じながら、新たな可能性に目を輝かせる生徒たちの姿がとても印象的でした😊

【今月の高等部】
カンボジアでの忘れられない記憶たち

写真よりも遥かに壮大だったアンコール遺跡群

10月、高等部の生徒たちはカンボジアで約1ヶ月の研修を行い、普段の生活ではなかなかできない体験を重ねました。

今回の研修テーマは、次の2つです:

「世界遺産や歴史に触れ、広い視点で日本や自分を見つめる」
「現地で活躍する日本人やカンボジア人に触れ、幸せとは何か考える。」

さらに、学院は学びを深めるために4つの探究テーマを用意しました:

1.労働力や人口構成と教育の質
2.環境問題と政治的安定
3.文化と戦争の歴史、社会への影響
4.経済成長と貧困

これらのテーマをもとに、生徒たちはカンボジアの地へと足を踏み入れました。そして、「幸せってなんだろう?」という問いにも挑みました。

この問いは一見、抽象的に思えるかもしれませんが、自分にとっての“幸せ”の形を見つけることは、自分の生き方やアイデンティティを深く見つめ直すきっかけです。

戦争の傷跡が今も残るカンボジアで、過去と向き合い、現地の人々と触れ合いながら、生徒たちは“幸せ”の意味を問い直しています

◾️トンレサップ湖と水上村訪問 🚤

東南アジア最大の淡水湖・トンレサップ湖の水上生活村を訪れた生徒たちは、カンボジアの歴史や文化に根付く生活の現場を目の当たりにしました。漁業や稲作を支えるこの湖は、生活排水や観光ボートの増加で水質汚染が進むなど、さまざまな課題を抱えています。

日本とは全く異なる環境で、「なぜ水上生活を選んだのか」「環境問題への意識はどうか」といった問いが次々に生まれ、生きることや環境問題、幸せについて深く考える時間となりました。

◾️地雷博物館の訪問🪖

カンボジア内戦時代に5歳で両親を殺され、その後少年兵として地雷の設置に従軍し、その償いの気持ちから内戦後、たった一人で数十万個の地雷を手作業で撤去してきたアキ・ラーさんが開設した博物館を訪問しました。

博物館には撤去された実際の地雷や武器が展示されており、地雷の歴史とその被害、今でも続く影響について学びました。

悲惨な現実を知りショックを受けながらも、壮絶な経験を経て地雷撤去・被害者支援にその後の人生を捧げるアキ・ラーさんに尊敬の気持ちを抱いたという感想が多く上がりました。

「なぜ人は戦争をするのか」「自分にできることはなんだろう」と想いを馳せる時間でした。

◾️トゥールスレン虐殺博物館 / キリングフィールド訪問 🕊️

生徒たちは、カンボジア内戦時代の悲劇を目の当たりにするため、プノンペンにある「トゥールスレン虐殺博物館」と「キリングフィールド」を訪れました。

もともとは高校だったトゥールスレンは、クメール・ルージュ政権により拷問施設に改装され、多くの人がここで拷問を受け、虚偽の「自白」を強要されました。その後、ほとんどの囚人がキリングフィールドに運ばれ、棒や道具で命を奪われて集団墓地に埋められました。

キリングフィールドには今でも、土の中から見つかる遺骨や衣服が残されています。数千人の遺骨を収めた慰霊塔は、悲しみと平和への祈りを伝えています。

この現場を訪れたとき、生徒たちは45年前にこんな出来事が実際に起こったことに圧倒され、「なぜこんなことが?」と胸がいっぱいになりました。一度で受け止めるのが難しく、訪問は2日に分けられました。

帰ってからも、生徒たちは「こんな悲劇を二度と起こしてはいけない」と強く感じながら、自分の思いを消化し、考えを深める時間を持ちました。

◾️カンボジアで活躍する日本人との交流 🇯🇵🌾

IKTT(クメール伝統織物研究所)

異国の伝統文化を後世に残す日本人(岩本さん)

カンボジアの伝統織物であるシルクの技術と文化を守るために、1996年に日本人の森本喜久男さんが設立したIKTT(クメール伝統織物研究所)を訪れました。そこで働く岩本さんは、もともと東京でウェディングの仕事をしていましたが、カンボジアで森本さんと出会い、「この人と働きたい」と感じたことから、この地で働くことを決めたそうです。

IKTTでは、環境に配慮した染色やシルクの生産をしながら、織物の技術を次世代に伝えています。また、IKTTには「伝統の森」という地域があり、養蚕や染色用植物の栽培を通して、村の人々が自給自足の生活を送りながら環境を守り、伝統を守る仕組みが作られています。

この村では、自然と文化が調和した美しい循環が息づいていました。

NPO法人 Earth tree

教育と雇用からカンボジアを支える日本人(かでさん)

2009年にカンボジアに小学校を建設し、その後教育や就労支援を続けてきた加藤さん(かでさん)は、2022年にNPO法人「earth tree」を設立しました。私たちは、かでさんがこの活動に込めた想いや、最新のプロジェクト「earth treeビレッジ」についてお話を伺いました。

かでさんはコロナ禍に、働く場所と学ぶ場所を一体にしたカンボジア最大の竹複合施設の構想を思いつき、今その実現に向けて動いています。

もともと「何かしたい」と思っていたかでさんは、「必要なのは勇気ではなく覚悟。決めたら全てが動きはじめる」という言葉に出会い、カンボジアに学校を建てると決意。

「夢は100人に話したら叶う」という言葉を信じて、実際に100人に話して支援者の輪を広げていったそうです。

NPO法人 スロラニュプロジェクト

孤児院の子どもたちと

カンボジアで障害児支援を行っている近藤さんと医師の北野さんの活動に同行させていただきました。お二人は定期的に障害児がいる孤児院や家庭を訪問し、必要なサポートを提供しています。

この日は、孤児院と4件の家庭を訪れ、子どもたちや家族と触れ合いながら支援を行いました。カンボジアでは内戦の影響で医師が極端に少なく、日本なら救える命も助からない現実が多くあります。「日本でも支援は必要だけれど、医療が届かない場所でこそ助けになりたい」という強い思いから行動しているとのことでした。

生徒たちは、孤児院の子どもたちから「日本の孤児院はどんなところ?」と聞かれ、答えられず言葉に詰まる場面がありました。

「日本の医療や保険制度がどれだけ恵まれているか」を改めて感じ、「当たり前は当たり前じゃない」という気づきを得て、感謝の気持ちを深める貴重な時間となりました。

👀探究ピックアップ
生徒の心に残る出会い

📹授業映像
「カンボジアで出会った車椅子の16歳の少女」

カンボジア研修中、生徒たちの記憶に深く刻まれた出会いがありました。

こちらはぜひ、映像で生徒の目線でご覧ください。

幸せとは?

カンボジア研修の大テーマである「幸せとは?」について、生徒たちは様々な視点から深く向き合いました。現地での体験を通じて、生徒それぞれが感じ取った「幸せの形」が見えてきました。

「幸せの形は人それぞれで変動するもの。今この瞬間の幸せを大事にしながらも、将来の幸せのために努力するバランスを取りたい」と考える生徒もいれば、「幸せの根源は感謝にある」と気づいた生徒もいます。

日々の「当たり前」を当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れないことの大切さに気づいたようです。

 

また、「自分だけの主観で幸せを求めると、誰かを傷つけてしまうことがある」と学んだ生徒もおり、主観と客観のバランスの重要さを理解しました。客観的な視点を持つことで、他人の価値観を尊重し、多様な幸せの形を受け入れる心の広さを育んでいます。

今回のカンボジア研修を通して、生徒たちは「本当の幸せとは何か」を追求し、未来へ向けた新たな一歩を踏み出しました。

 


 

今後のおすすめのイベント

「インフィニティ国際学院 学院説明会」

日程 時間
2024/11/4(月祝) 19:00-20:30
2024/12/8(日) 19:00-20:30

オンライン説明会では、インフィニティ国際学院の魅力をたっぷりとお伝えします。
参加は公式LINEからご予約ください!

 


 

「UMIKAZE週末探究体験」

日程 内容
1/11(土)〜1/13(月祝) チャレンジ ~今とは違う新しい挑戦をする~

2泊3日、千葉県南房総市で行う宿泊イベント。探究活動を中心に、学院での学びを体験していただけます。

イベント詳細はこちら👇
https://umikaze-infinity.studio.site/

 


 

「ウィンタースクール」

日程 場所
12/25(水)〜12/29(日) 北海道キャンパス開催

◾️残席わずか!お急ぎください

4泊5日、北海道上川町で行う宿泊イベント。冬の北海道を満喫するプログラム!
残枠わずかとなりましたので、ぜひお早めにお申込ください。

イベント詳細はこちら👇
https://infinity-gakuin.org/news/5355/

最後に

インフィニティ通信10月号、いかがでしたでしょうか?

次号では、中等部は北海道、高等部はインドでの様子をお届けします。さらに刺激的な探究の旅をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!